夜会。

7時過ぎからお出かけ。

何処へ？
あそこへ。
あそこって？
お気に入りのあの場所へ。
そこって何処？
某古墳の上。

戦友と煙草吸いながら本当に他愛も無い言葉交わす。
その時間が好きだ。
1人じゃないから？
いいえ違います。
その時だけは現実を忘れられるから。
唯一僕に赦された現実を忘れる時間。
ただ煙草吸ってりゃ良い。
吸いたくなきゃ吸わなくても良い。
そんな自由。
その自由が好きだ。
本当は考える事があったはずなのだけどそれを無視。
どーでも良い。
好きな時間。幸福？そんなんじゃない。
人間に捕らわれ、飼われた鳥が昼に水浴びをする時間。
そんな感じ。
自由。
そんな時間が好きなだけ。

僕も自由な事をやっと思い出させてくれるその時間。

でも所詮水遊び。
飼われている事には変わりは無い。
僕はまた現実へと引き戻される。